首イボ、と一口に言っても、いろんな種類があることをご存知でしょうか。
首元からデコルテ周り、胸に近い場所にかけてできるイボは、通称「首イボ」と言われ、その種類が違えばそれぞれの原因や対策方法も違ってきます。
今あるあなたの首イボは安全な首イボでしょうか?
今回はそんな首イボの情報について説明していきますよ!
首イボにも種類がある!?
首イボは腫瘍の一種で様々な種類があるんですね。
まず、見た目や大きさも様々なんです。
首イボは小さいもので直径が2、3mm程度、大きなものとなると直径1㎝にもなるんです。
また首イボの種類によって、形状や色も違ってきます。
特に色の違いなどは顕著で、肌色、黒く変化していくもの、赤いものとあるので、それらを総合してある程度は自分で首イボの種類を見分ける事も可能だと言えるのです。
そしてそのように首イボの種類がわかれば原因や対応策も見えてきますよね。
もちろん、自分での判断がつかない、その前に医師にどんな種類の首イボなのか相談し正確に診断してもらって適切な治療を行いたいという方も多いと思います。
経験や知識のある医師のもと治療すれば安心ですし、治療方法も凍結させる液体窒素を使うもの等いろいろとあるんですよ。
ですがなるべくなら自分の状態から首イボの種類を見分け、首イボを改善をしたいという方も多いでしょう。
そんな時の「首イボの種類の見分け方」を知って、自宅で治療するための首イボの知識を身に着けるのも、今後に対しても有効な方法ですよね。
また首イボは痛みやかゆみを伴うこともあるんです。
けれどご想像の通り、かゆくても首イボを自分で掻いてはいけません!
首イボに刺戟を与えるのは厳禁ですし、出血したりいぼが増えたり、大きくなってしまう危険性も伴うからです。
そして痛みやかゆみを例え伴っても、取れると思って自分でいじらないようにしてください!
摩擦を与えることもNGです!
イボは刺激に弱いため、それらのダメーや負担によってもさきにお伝えした通り、イボが増える、大きくなるなど症状が進行してしまう原因になるのです。
摩擦はネックレスでも与えられます。
ネックレスをお休みする日を自分で作るのも首イボ予防の簡単に出来る良い方法ですね。
そして冬場、どうしてもタートルネックや、マフラーを使うことも多いと思います。
そんなときも一工夫してにガーゼなど使い、タートルネックやマフラーの下に巻いても摩擦を避けることはできるでしょう。
また、イボが悪性である場合もあります。
それは7mmを超えているものが多いのです。
それらはもしかしたら自分で掻いてしまったり、いじってしまったり、摩擦を与えてしまって、その首イボの部分に傷がつき、その傷から、ウイルスが混入してしまった可能性もあるのです。
そんな症状が疑われる場合、やはり皮膚科へ行って、きちんとイボ治療を受け、治療する方がキレイに治せるし賢明ですね。
また20代の方でもでもイボが発祥することもあります。
その年代では、自分にイボができるとはあまり考えずニキビと同じだと思い、いじってしまうこともありますが、それもやってはいけないことです。
つまり首イボはどんなイボであるにせよ、「いじらない」ということが一番大切です。
様々な首イボ。その特徴と対策!
上で色々な種類の首イボがあるということと注意点はお話ししました。
ではその原因は何で、そしてどんな対策の方法があるのかも見ていきましょう。
アクロコルドン
このアクロコルドンは首イボの中でも、最も一般的でポピュラーなもので皮膚の角質が増殖してできるイボです。
- 特徴:
- 大きさも2~3ミリと粒のように小さく、色も肌色なので目立ちません。ただし放置したり刺激によって首イボが再発する可能性もあるのが、アクロコルドンの特徴です。
さきに挙げた、かゆみをともなっても掻かない、摩擦を避ける、いじらない、これらが大切になってきますね。
けれどこのアクロコルドンという首イボは幸いにも良性です。
また一時期に複数できてしまうということもあります。
良性だし、目立たないし・・・と思える方であればいいのですが、やはり首のイボは年齢を感じさせるために、審美的にも治療したいと思う方も多いでしょう。
- 対策法:
このアクロコルドンは良性ですし、なおかつ自宅で自分で行う治療も効果を発揮してくれます。
ヨクイニン、杏仁オイルなどが配合された専用の薬も効果が出ます。
そして首イボの数が少ないうちであれば、そういった治療で、短い期間で治すことも可能となってくるので、気が付いたときに早期に治療を始めるのも効果的です。
またこのアクロコルドンが首に現れたということは、皮膚の老化が実際に進んでいるという可能性が高いのです。
そのため首イボを治療し、完治した後も首に対する日常的なケアが必要となってます。
御手入れの際に化粧水や乳液などを首にも塗るという方法でも効果はありますが、さらなる効果を得たいと思う方は、成分としてはプラセンタなどが、配合された専用のクリームや美容液を使用するようにすると、さらに効果は倍増します。
プラセンタはじめ保湿成分がたくさん入った、クリームなど専用の化粧品は肌の老化も防ぎ新陳代謝の促進、正常なターンオーバーを促すことから、首イボを防ぐ対策にも効果的です。
人気の一般薬としては「イボコロリ 錠剤」や「ヨクイニン錠」などがあります。
スキンタッグ
- 特徴:
- このスキンタッグはアクロコルドンが少し大きくなったものです。そしてこれもまた良性の首イボです。
形状に突起が見られるため、ネックレスが引っかかることも多く、それで気が付くという方も比較的多いようです。
- 対策:
- このスキンタッグは何よりも刺激を与えないことが効果的です。先述の通りですが、ネックレスをお休みしたり、タートルネック、マフラーを身に着けるときに自分で工夫する習慣も大切となってきます。
老人性イボ(脂漏角化症)
- 特徴:
- この老人性イボは、やはり皮膚の老化や紫外線によって増えていくイボです。閉経後や、更年期になると増えるのがこの老人性イボなのです。
色も黒く、イボ自体もアクロコルドンより大きいので、部位によってはかなり目立ってしまうことから、積極的に直していきたいと思う方も多いようです。
悪性ではないので放っておいても問題はないのですが、審美的にも取りたい首イボですよね。
また20代という若さでもできることがあり、その場合は特に脂漏性角化症と呼ばれます。
- 対策:
- このイボもまた、保湿などのお手入れが有効な首イボです。やはり専用の化粧品なら効率よく治せます。
また市販薬もイボに効果があることもあります。
目立ってしまう首イボなので、気になってしまって触ってしまうことも多いと思いますが、これも刺激、摩擦、掻くという行為はNGです。
イボのまわりは自分でいじらないで、焦らず皮膚科やクリニックで早いうちにしっかり治療することが重要です。
軟性線維腫
- 特徴:
- 色は画像のようにアクロコルドンと同じく、肌色のイボです。ですが大きさはアクロコルドンと比べても直径が1㎝ほどになることも多く、大きいのが特徴です。
また1ヵ所につき、イボが1つできるという特徴も持っていて、アクロコルドンと比べて、小さな首イボが多数できるという、発生の仕方も違います。
そしてこの軟性線維腫は悪性なのです。
- 対策:
- 悪性のイボであるため、皮膚科での受診が必要となります。治療の方法としてはレーザーを使う方法や、局部麻酔をして切除することもあります。
自然治癒や、専用の化粧品を使っても、ヨクイニンや杏仁オイルなどが配合された薬を使っても、悪性のイボはまず治ることはありません。
そのため気づいたら早く皮膚科へ行き治しましょう。
懸垂性線維腫
- 特徴:
- この懸垂性線維腫の特徴は何と言っても首の皮膚からぶら下がったような形状で見られる傾向があるところです。またイボの大きさもアクロコルドンなどとは違って大きいイボが多いのです。
実はこの懸垂性線維腫も悪性である可能性が高いのです。
- 対策:
- この首の皮膚からぶら下がり、大きさも大きいという点から、首イボに関して無知であれば、その根元をハサミで切り取るなどの自己処理が行われがちです。けれどそれは、悪性であることも多いため、その自己処理が、かえってイボの悪化を招く危険性もあるのです。
やはり悪性なイボかどうかも心配ですし自然に治すのも難しいですから、自分で判断せず早めの皮膚科での受診をおススメします。
首イボの知識を身に着けよう!
以上、首イボの種類について紹介しました。
このように体に出来るイボは良性の首イボ、悪性の可能性もある首イボなどがあります。
大抵の良性の首イボはヨクイニンや杏仁オイルを塗ったり、また専用の化粧品での保湿するなどのケア商品で治療することも可能です。
けれど悪性のイボであれば長期間自分でケアを続けても効果が薄く治らない、大きくなるという可能性もあるわけですね。
他にも今回紹介したもの以外に、感染でうつるウィルス性のタイプのイボは危険で注意が必要です。
また、首イボを取る治療は保険適用外となるレーザー治療など費用は病院ごとに異なります。
正確な原因や対策方法を身に着けて、首イボを見分け、自分でケアできるものか、それとも病院での受診が必要か、などを判断、選択してくださいね。